私ども(パジコ)が販売しているUV-LEDレジン『星の雫』、新『太陽の雫』、『月の雫』シリーズは、手芸クラフト用として一般消費者のお客様が使用することを前提としてパジコ独自に開発したものです。それぞれのレジンにつきまして、主な特徴は下記の通りです。
星の雫 |
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(新)太陽の雫 |
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月の雫 |
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はじめに
作業するテーブルにクリアフォルダやクッキングシート等を敷いてください。本品を家具やテーブルに付着させると取れなくなる場合がございます。
厚みが1cm以上ある作品や着色したレジンを制作する際は、何回かに分けて硬化してください。
ぷっくりするまで入れてください。
調色パレット(別売)にレジンと宝石の雫を入れます。
調色スティック(別売)でよく混ぜます。
※着色したレジンは長めに照射してください。
基本的には何を入れてもOKです。
ただし、水分や油分があるものはNGです。
チョコレートなど、少しの高温で溶けてしまうものもNGです。
生のお花は、乾燥させてから入れましょう。
ストーンを入れる場合は、山切りになっているストーンがおすすめです。
約1秒から硬化が始まります。各レジンの照射時間に従い、完全硬化させます。
※光を直接見ないでください。
※硬化中は高温になりますので、絶対に触らないでください。
横から光が出ますので、硬化前のレジンを少し離して光が当たらないようにしてください。
各レジンの照射時間に従い、完全硬化させます。UV-LEDライトよりは照射時間が少し長めです。
レジンを出した状態で長時間放置すると、部屋の蛍光灯やLEDの下でも硬化しますので、途中で作業をやめる場合は、遮光ケース(別売り)等にしまい、光が当たらないようにしてください。
遮光ケースに調色パレットをそのまま保管。
フタを閉めれば、上に重ねて保管できます。
レジンの作業には、どんなビニール手袋を使えばいいの?
市販のビニール手袋でも問題ありません。事前に、破損などがないか確認して装着してください。
しかしながら、使い続けてUVレジンが付着したまま使用を続けると、周囲にも汚染が広がり、かえって接触の機会を増やしてしまう恐れがありますので、十分ご注意ください。
レジン液がついてしまったときの対処方法は?
太陽光やUV-LEDライトなどが当たらないようにし、すぐにティッシュペーパーやエタノール配合のウエットティッシュなどで液体を拭き取り、石鹸水で良く洗ってください。
硬化後のレジン作品を身につけても大丈夫?
UV-LEDレジン(ハードタイプ、ソフトタイプ)は完全硬化していれば、問題なく身に付けていただけます。
特に、UV-LEDレジン『星の雫ハード』については、すでに専門機関による刺激や感作性の検査を実施しており、安全性が確認されております。しかしながら、肌の弱い方など人によってはアレルギー反応を起こす場合もありますので、不安がある場合は事前にパッチテストなどを行うことをお勧めします。また、星の雫グミーにつきましては、特性上、完全硬化しても柔らかい物性のため、お肌の弱い方などは十分にご注意ください。
レジンを削っても大丈夫?
研磨を行う使用方法ですと、研磨材により粒子が大小の粉塵が発生します。吸入しないように、粒子に合わせた防塵マスクをご使用ください。
レジンでマスクを着用しないと塵肺になるという説がありますが本当でしょうか。
現時点では、UVレジンを通常に使用する場合では、硬化のみで粉塵は発生しませんので、じん肺になるという情報はありません。(じん肺は、粉塵を長期間にわたり吸入した結果起こる疾病になります。)
有機ガスが、発生するのでマスクが必要という説がありますが換気で防げる程度でしょうか。
作業環境やレジンの使用量によりますが、一般的なUVレジンクラフトでは、窓を開けるなどの室内換気でだいじょうぶです。ただし、体質的に敏感な方もいらっしゃいますので、万一、体調に不調を感じたらすぐにご使用を中止してください。
硬化後のレジンは耐熱性がありますか?
当社の『星の雫』、新『太陽の雫』、『月の雫』のレジンは、完全に硬化していれば100℃くらいならば十分な耐熱性を持っています。熱い飲み物を置くコースターくらいならば、レジン自体のベタつきもなく、安心してご使用いただけます。
ただし、耐熱温度のないパーツをレジン内に封入したり、レジン内に空気を多く含んでいると膨張やパーツの軟化などにより、作品が破損する原因になります。また、直火についても厳禁です。
その他、硬化したレジンの温度が高温になることで、樹脂の特性上、柔らかくなり変形や割れやすくなりますので、取り扱っいにつきましても十分ご注意ください。
各レジンの硬化後の体積収縮率は?
各レジンの硬化後の体積収縮率は次の通りです。ただし、製作する形状により多少異なります。
・星の雫ハード 6%
・星の雫ソフト 5%
・星の雫グミー 4%
・太陽の雫(新タイプ) 4%
・月の雫 3.5%
商品名の違うレジン同士は混ぜられる?
当社のレジンにおいて、商品名の異なるレジン同士を混ぜても使用できますが、それぞれの商品では、用途・目的別に開発したレジンであります。異なる種類の混ぜ合により、硬化時間が長くなったり、黄変したりする場合もありますので、なるべく混ぜないでご使用ください。
妊娠中にレジンを使用しても大丈夫でしょうか?
弊社で販売しているレジン(太陽の雫・星の雫)につきましては、製品としては、胎児及び妊娠中の母体への危険性は少ないものと思われます。
しかしながら、妊娠中は通常よりも抵抗力が少なくなり、母体も外的要因などによるストレスを受けやすくなります。
レジン独特の臭気等の要因により、ご気分を害する等の可能性がありますので、極力ご使用を避けてください。
しかし、どうしても使用する場合は、手袋やエプロンなどで皮膚に液がつかない様にし、部屋の中をしっかりと換気した状態で、ストレスにならない程度の短時間で作業を行なうよう、心がけてください。
レジン液による接触皮膚炎(かぶれ)を検査するために、皮膚科で『パッチテスト』を行うことがありますが、遅発型過敏反応を調べるために、背中などに未硬化前のレジン液を貼る『閉鎖型パッチテスト』という方法もあります。
このテストでは、数日間貼っているため、その間に野外への外出によりパッチテスト対象物が太陽光にさらされる恐れもあります。
万一、パッチテスト対象物に太陽光などが当たりレジン液が光硬化反応を起こしてしまうと、硬化熱が発生してやけどなど、2次的被害を起こす可能性が考えられます。
そのため、皮膚科でパッチテストを行う際は、事前に皮膚科担当医様へ「UV-LEDレジンとは太陽光が当たると反応により硬化熱(高温)を発生する」といった特性をお伝えいただき、検査方法の仕方を考えていただきますよう、しっかりとお打ち合わせください。
近年、UVレジンやUV-LEDレジンの人気上昇に伴い、この数年で数多くのレジン商品が各社より販売される様になりました。しかしながら、一般に手芸クラフトで販売されているレジンの中には、工業用で使われている製品を、そのまま転用して手芸クラフト向けに販売している商品が多く見受けられます。
そのため、一般消費者の方々は工業規格のUVレジンの特性や危険性を知ることなく、手芸クラフトに使用しているケースが非常に多い状況となっています。工業規格のレジンの取り扱いを誤って使用すると、当然ながら問題が生じるケースが増えると予想されます。
現在各社から販売中の商品は、手芸クラフト用『UVレジン、UV-LEDレジン』として販売していても、注意喚起表示など大切な情報を表示しない商品が多数見受けられます。品質や安全性につきましても、当社製品とは大きく異なる場合もございますのでお買い求めいただく際には、十分ご注意ください。
UV-LEDレジンは、硬化後の安全性が高く、特に『星の雫ハード』を完全硬化させたものは、専門機関において『皮膚への刺激性(炎症性)』や『感作性(アレルギー性)』の試験を行ない、肌や皮膚等に接触するアクセサリ製品として安心・安全にご使用頂ける製品であることを確認しております。
一般的にレジン液製品は、消防法上「危険物」に分類されていますが、「星の雫」シリーズ(3種類)のレジン液につきましては、唯一『非危険物』として分類できる試験結果が出ています。
このほか、使用上に関する注意喚起も、パッケージ、ボトルラベル、カタログ、ホームページ、SNSなどで、しっかりと開示することにも努めております。この機会に改めてご確認ください。
UVレジン、UV-LEDレジンをより多くの方に楽しんでご使用していただくため、パジコは今後も引き続き安心・安全なレジン製品の開発に取り組んで参ります。
パジコ製のレジンに関するお問い合わせ・ご相談は、下記へお願い致します。