2016.02.22
2016年3月16日(水)~21日(月・祝)まで東京芸術劇場シアターイーストにて結城座の人形劇『野鴨中毒』が公演されます。
劇中に登場する人形たちの頭は、パジコの粘土でつくられています。
結城座は、江戸時代から380年の歴史を持ち、日本と東京都の文化財にも指定されている江戸糸あやつり人形劇団です。
古典の公演はもちろん、新作にも意欲的に取り組んでいます。
今回の結城座『野鴨中毒』は、ベトナム ハノイにあるベトナム青年劇場との協働制作。
結城座は、人形と人間が共演するという結城座独自のスタイルも国内外で高い評価を受けており、今回の作品では、人形たちがベトナムの吉永小百合といわれる国民的女優レ・カインさんと共演します!
『野鴨中毒』はイプセンの「野鴨」をベースに劇作家・演出家の坂手洋二さんが書き下ろしたもの。
原作は、富む家と貧しい家という2つの家の三世代にわたる秘められた関係が、正義を掲げる者によって暴かれていくという物語ですが、『野鴨中毒』では、自殺した娘ヘドヴィクの棺桶を入れる葬列が、原作で徐々に明かされていく「出来事」を振り返って物語を辿っていきます。
人形デザインは、光り輝く天使や蕩けるような夢物語の世界を描くイラストレーターの寺門孝之さん。
詳しくは、結城座ホームページをご覧ください。
結城座HP:http://www.youkiza.jp
『野鴨中毒』:http://www.youkiza.jp/sp/vietnam/info.html